概要

中国税関のデータを基にした集計では、2026年1~8月のロボット輸出額は13品目合計で350億5200万元となり、171の国・地域に輸出された。清掃ロボットが輸出額の約70%を占め、輸出先では欧州が過半数だった。

詳しいファクト

清掃ロボットが輸出額の約7割

中国税関のデータに基づく集計で、2026年1~8月の中国のロボット輸出額は、13の統計品目の合計で350億5200万元だった。輸出先は171の国・地域に及び、清掃ロボットは246億2600万元で全体の約70%を占めた。昇降・搬送・荷役向け産業用ロボットは28億300万元、協働ロボットは6億4400万元、手術ロボットは6億7200万元だった。

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欧州が最大の仕向け先、地域ごとに輸出構成に差

輸出先の地域別構成は欧州51.04%、アジア29.84%、米州14.99%で、国別ではドイツが59億8600万元と最大だった。清掃ロボットは主に欧州向けである一方、主要な産業用ロボットはアジア向けの比率が高かった。中国国内の荷送人・荷受人の登録地別では広東省と江蘇省が全体の73.25%を占め、上海市は手術ロボット、浙江省はスマートバイオニックロボットの輸出額でそれぞれ大きな割合を占めた。

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品目番号の変更により単純比較はできない

清掃ロボットとバイオニックロボットには2026年1月から専用の税関品目番号が設けられた。2026年の集計対象が13品目であるのに対し、前年同期はそのうち10品目だったため、両年の輸出総額をそのまま比べて前年同期比を算出することはできない。また、税関統計上の輸出先は最終的な消費地と一致するとは限らない。

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独自観点のコメント

輸出構成が示す市場の違い 清掃ロボットが輸出額の大部分を占める一方、協働ロボットや手術ロボットなども輸出されている。輸出総額だけで中国のロボット産業全体の競争力を測るのではなく、製品分野ごとに市場の広がり方が異なる点に注目する必要がある。

輸出先と登録地の数字は、地域別の流通や出荷の偏りを示す手がかりになる。ただし、税関上の輸出先が最終需要地とは限らず、品目番号の変更もあるため、この統計だけから各市場での実際の販売規模や前年比の伸びを判断することはできない。

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