概要
Jack Technologyのロボット事業Aituは、縫製ロボット「Aini」と衣料品自動化システム「Production Line King」を発表し、Chenfeng GroupとShengtai Groupでの生産導入を明らかにした。ShengtaiではAini 7台などを組み合わせたラインが稼働しており、同社発表値では従来の40人編成に対し12人で同等の生産能力を実現している。
詳しいファクト
Ainiの発売と生産現場への導入
Jack Technologyのロボット事業Aituは10月28日、杭州の発表会で、布を扱う縫製ロボットAiniと衣料品自動化システムProduction Line Kingを公開した。AiniはChenfeng Groupで稼働し、襟、カフス、ポケット、ボタン穴、ボタンに関わるシャツ製造の5工程に導入されている。Ainiは布の認識、把持、平坦化、位置の再調整を行ってから縫製する設計で、視覚システム、布地用の把持装置、作業を連携させる制御モデルを備える。中国での発売価格は1台30万8,000元。
出典を確認 ↗Shengtaiの統合ラインと公表された稼働データ
Shengtai Groupでは、Aini 7台にCNC縫製設備、自動裁断、材料の仕分け、物流を組み合わせた生産ラインが稼働している。Jack Technologyの発表値では、同等の生産能力を持つ従来の40人編成に対し、新ラインのスタッフは12人。20時間の生産で無地シャツ1,000枚または柄物シャツ700枚を製造し、布地廃棄を5%削減、投資回収期間を3年未満とする数値も、同社が示した。発表会ではAiniに関する戦略協力契約11件、統合ラインに関する契約6件が公表された。
出典を確認 ↗独自観点のコメント
### 縫製設備メーカーの強みを、布地操作の自動化へ広げる
今回の導入の要点は、ロボット単体ではなく、裁断から仕分け、搬送、既存のCNC縫製設備までをつないだライン構成にある。柔らかく変形する布を扱うAiniを生産工程に組み込み、工程間の連携まで含めて提案することで、Jack Technologyは縫製機器メーカーとしての既存領域をロボットによる素材操作へ拡張している。
一方、雇用人数や生産量、布地廃棄率、投資回収期間の数値は同社の発表値であり、独立した検証結果ではない。協力契約の件数も導入済みラインの数とは異なるため、競争力を評価するには、今後の継続稼働や実際の生産条件での実績が重要になる。
出典
- 媒体記事 Korthos — 元記事を読む ↗