概要
リタールは、OCP ORV3ラックへの統合を前提に設計した液液式クーラント分配ユニット「CDU In-Rack」を提供している。製品仕様では最大冷却能力200kW、流量225L/分で、冗長ポンプや運転中に交換・保守できる部品を備える。
詳しいファクト
OCP ORV3ラック向けのラック内液冷ユニット
CDU In-Rackは、AIやHPC向けのITラックシステム「OCP ORV3ラック」への統合を前提に設計された液対液冷却液分配ユニットである。ラック内に設置するコンパクト設計で、製品仕様上の最大冷却能力は200kW、最大流量は毎分225リットル。水とグリコールの混合液を建物側の冷却水で冷やす方式を採用し、AIチップなど発熱量の大きいコンポーネントの冷却に用いる。
出典を確認 ↗冗長ポンプと運転中の保守に対応
本機は冗長ポンプとフォールバックシナリオを備える。センサーとコントローラーはホットスワップに対応し、フィルターには外部からアクセスできるため、運転中の保守が可能とされる。複数のネットワークプロトコルに対応し、監視システムとの統合を想定している。リタールはITラック、冷却、電源供給を含むデータセンター向けソリューションも提供している。
出典を確認 ↗独自観点のコメント
### ラック統合型の液冷で、導入単位と保守性を訴求
CDU In-Rackの特徴は、冷却能力の数値だけでなく、OCP ORV3ラック内への組み込みを前提としている点にある。ラック単位で構成できるため、データセンター側はラックと冷却設備の接続関係を設計・運用上の検討項目として扱える。ただし、導入済み施設や設置実績は本文に示されていない。
冗長ポンプに加え、センサーやコントローラーのホットスワップ、外部からのフィルターアクセスを備える構成は、稼働を続けながらの保守を重視した設計と読める。リタールはラック、冷却、電源を含む製品群を持つため、CDUを単体機器としてだけでなく、データセンター設備の統合提案に組み込める点が競争上の特徴となる。一方、実際の適用可否や運用負荷を比較するには、設置条件や保守実績などの情報も必要だ。
出典
- 媒体記事 オートメーション新聞WEB — 元記事を読む ↗