概要
Harvest Praxisは2026年10月22日、MediaTekと開発したロボット向け演算基盤「Hyper AI Brain」を発表した。Praxis OneとPraxis Nanoの2モジュールを用意し、社内テストを2026年第4四半期に始め、2027年1月から量産・商用納入を目指す。
詳しいファクト
AI処理と動作制御を単一チップに統合
Harvest Praxisは2026年10月22日のChina Robot Summitで、MediaTekと開発したロボット向け演算基盤「Hyper AI Brain」を発表した。認識、AI推論、動作制御を単一のシステム・オン・チップにまとめる構成で、主力のPraxis OneにはMediaTekの3nmプロセッサGenio Pro 5100を採用する。Praxis Oneの演算性能は同社発表値で120 TOPS、低消費電力機向けのPraxis NanoはGenio 720を搭載し、同社発表値で23 TOPSとされる。
出典を確認 ↗開発支援ソフトとロボットへの搭載
Harvest Praxisは、学習済みモデルのコンパイル、端末への展開、デバッグを自動化するソフトウェア「Praxis Deployment Studio」も用意する。Praxis Oneは身長1.85メートルのヒューマノイドS1 Zilongと、車輪型のマニピュレーションロボットE3 Ziyunに搭載され、Praxis Nanoは四足ロボットS3 Zitianに採用されている。S3 Zitianの最大積載量は同社発表値で20kg。社内テストは2026年第4四半期に予定し、量産と商用納入は2027年1月からを目標とする。
出典を確認 ↗独自観点のコメント
### ロボット向け統合基盤としての差別化
今回の発表の軸は、汎用のエッジ向けプロセッサにロボット専用のハードウェアとソフトウェアを組み合わせ、知覚・推論から関節制御までを一つの計算基盤に集約する点にある。別々のAI用・制御用プロセッサ間の通信遅延や配線、電力要求を抑える狙いが示されているが、実際の削減効果を示す測定値は本文にない。
自社ロボットへの搭載と検証に加え、他社開発者向けの適応支援も計画しているため、単体ロボットの販売に限らず、演算モジュールと導入支援を外部のロボット開発にも広げる構想と読める。量産・商用納入は目標段階であり、実際の供給規模や第三者ロボットでの採用実績は今後確認が必要となる。
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出典
- 媒体記事 Korthos — 元記事を読む ↗