Summary
安川電機は2026年10月7日、塗装用ロボット「MOTOMAN-PA3050HB」の販売を開始した。最大リーチは3050mm、可搬質量は15kgで、自動車の大型部品を手前側から塗装しやすくする7軸構造を採用する。
Detailed facts
大型部品への接近を可能にする7軸構造
安川電機は2026年10月7日、塗装用ロボット「MOTOMAN-PA3050HB」の販売を開始した。最大リーチは3050mm、可搬質量は15kg。従来の6軸ロボットでは、長いリーチを確保するとアームが大きく動き、塗装ブースの壁などと干渉する場合があった。同製品は独自の7軸構造とUアームの屈曲機構により、姿勢を変えながら大型部品の手前側へアクセスできるとしている。
Check the source ↗設置性と塗装工程への対応
第1軸と第2軸を500mmオフセットした構成により、対象物に対してマニピュレーターを近い位置に設置してもアクセス範囲を確保できる。安川電機は、コンパクトなレイアウトで設置スペースを抑え、塗装ブースの小型化を通じてCO2排出量や清掃コストの低減に寄与するとしている。コントローラー「YRC1000」を採用し、塗料の吐出量や高電圧、エア圧などをロボットプログラムから制御できる。左右対称のレイアウトに対応する2タイプを用意する。
Check the source ↗独自観点のコメント
### 分析:リーチだけでなく設置と工程制御を一体化 本製品の特徴は、3050mmのリーチに加え、7軸構造でアームの姿勢を変えやすくした点にある。大型部品の手前側を塗るためにロボットを遠くへ置く、あるいはブース内の配置を複雑にするといった制約を緩和し、既存の塗装工程へ組み込みやすくする狙いが読み取れる。
また、塗料やエア圧などの制御をロボットプログラムにまとめられるため、ロボット本体だけでなく塗装工程の制御まで含めた提案となる。競争上は、長いリーチを訴求するだけの機種との差別化を、アクセス性、設置面積、工程制御の組み合わせで図る製品と位置付けられる。ブース小型化やコスト低減は安川電機が示す効果であり、実際の導入成果は設備構成や塗装対象に左右される。
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Sources
- Press coverage MONOist — Read the original ↗