Summary

A3の集計では、北米企業の2026年第3四半期のロボット受注は1万989台、金額は7億2,350万ドルで、前年同期比で台数が24.8%、金額が26.1%増加した。自動車部品、半導体・電子機器、ライフサイエンスなど複数分野で伸び、協働ロボットの受注台数も約56%増えた。

Detailed facts

第3四半期の受注が前年同期を上回る

A3の集計によると、北米企業は2026年第3四半期にロボット1万989台を受注し、受注額は7億2,350万ドルだった。前年同期比では台数が24.8%、金額が26.1%増加し、2026年に入ってから最も受注が多い四半期となった。2026年1~9月の累計は2万8,984台、約18億9,000万ドルで、前年同期比で台数は9.6%、金額は13.3%増えた。

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業種別の動向と協働ロボット

第3四半期は、自動車メーカーの受注が前年同期比7.5%増、自動車部品メーカーが90.4%増となった。半導体・電子機器・フォトニクスは台数ベースで97.6%増、プラスチック・ゴムは67.7%増、ライフサイエンス・医薬品・バイオメディカルは38.7%増、金属は37.0%増だった。一方、食品・消費財は23.7%減少した。

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協働ロボットの受注実績

A3の集計では、第3四半期の協働ロボット受注は1,831台、金額は6,380万ドルで、台数は前年同期比約56%増加した。同四半期のロボット受注台数に占める割合は16.7%だった。2026年1~9月の協働ロボット累計は4,605台、約1億7,800万ドルで、ロボット受注台数の15.9%、受注額の9.4%を占めた。

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製造業活動に関する指標

米ISMが公表した2026年9月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は54.5で、製造業の拡大は9カ月連続となった。米連邦準備制度は、同月の米製造業生産が0.3%増加したとしている。A3は、投入コストの上昇、貿易をめぐる不確実性、大型製造プロジェクトの実施時期を注視事項として挙げた。

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独自観点のコメント

### 受注増は複数業種に分散

第3四半期の伸びは自動車メーカーだけに依存していない。自動車部品に加え、半導体・電子機器やライフサイエンスでも増加しており、受注需要の業種構成が広がっていることが数値に表れている。一方、自動車メーカーの1~9月累計受注は前年同期を17%下回るため、四半期の回復と年初来の状況は分けて見る必要がある。

協働ロボットは全体の受注台数に占める割合が第3四半期で16.7%となり、ライフサイエンスや半導体・電子機器分野では1~9月の受注構成に占める比率がさらに高い。市場全体の台数増だけでなく、ロボットの種類と導入先の組み合わせが業種ごとに異なる点が、今後の需要を読むうえで重要となる。なお、受注統計は導入済み台数を示すものではなく、受注の増加だけから稼働状況や投資成果までは判断できない。

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