Summary
Formicは2026年10月22日、Mercato Partners主導のシリーズBとS2G Investmentsからのデットファイナンスを合わせ、5000万ドルを調達した。製造現場向けの既存サービスを広げるとともに、汎用ロボットの顧客パイロットを進めている。
Detailed facts
調達と事業拡大
Formicは2026年10月22日、シリーズBとデットファイナンスを合わせて5000万ドルを調達した。シリーズBはMercato Partnersが主導し、デットファイナンスはS2G Investmentsが提供した。株式調達と借入の内訳は公表されていない。調達資金は、特定作業向けの工場自動化から汎用ロボットへ事業を広げる取り組みに充てる。
Check the source ↗既存サービスの運用実績
Formicは自社発表で、米国100カ所超の施設において累計75万時間超の生産稼働を支援し、稼働率99.6%、顧客更新率97%としている。これらは企業発表値で、独立した検証方法は示されていない。既存事業の数値であり、ヒューマノイドロボットの実績を示すものではない。提供内容には設備の立ち上げ、監視、保守、交換部品が含まれ、地域担当の技術者や24時間対応も掲げている。
Check the source ↗汎用ロボットのパイロット
Formicのウェブページは、2026~27年に顧客パイロットを実施する計画を示し、初期導入を1作業・1セル・1シフトに限定している。サービスにはデータ収集、モデル訓練、保守、必要時の遠隔操作による介入が含まれる。顧客名、介入頻度、公表価格は示されていない。FormicはPhysical Intelligenceとの協業も発表しており、同社は10月13日のAPIベータ発表でFormicを初期利用者の一社に挙げた。
Check the source ↗既存導入事例と地域
Formicが2023年1月に公開した事例では、菓子メーカーGeorgia Nutのパレタイジング設備にYaskawa製ロボットとカスタムツールを使用した。Formicは、テープの貼り方に問題がある箱への対処と、顧客担当者への故障診断の訓練を記載している。この内容は供給側が公開した事例で、独立監査による性能評価ではない。今回の発表は米国の製造業を対象としており、英国での供給体制、現地サポート網、欧州の提携計画は確認できない。
Check the source ↗独自観点のコメント
### サービス運用を含めた競争軸
Formicの調達発表で焦点となるのは、ロボットの性能だけでなく、立ち上げから保守、部品供給、遠隔介入までをサービス契約に組み込む事業モデルだ。既存設備で示す運用指標と、パイロット段階にある汎用ロボットの成果は分けて評価する必要がある。
製造業の導入判断では、稼働率や契約価格に加えて、介入頻度、受入可能な生産量、停止時の責任範囲を確認することが重要になる。Formicのモデルは運用負担を供給側が引き受ける点で、設備を納入して終える方式とは競争軸が異なる。一方、汎用ロボットについては顧客名や介入実績が公開されておらず、現段階では既存事業と同等の運用能力を確認できない。
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Sources
- Press coverage Robot Harbour — Read the original ↗