Summary

MQueは2026年10月21日、流体シミュレーションとAIを組み合わせたヒートポンプ熱交換器設計開発プラットフォームの実用化開発を進めると発表した。NEDOのフェーズCに採択され、2028年9月までパートナー企業との試験運用を行った後、一般販売を目指す。

Detailed facts

低GWP冷媒向けの設計支援

MQueは、流体シミュレーションとAIを組み合わせた「ヒートポンプ熱交換器設計開発プラットフォーム」の実用化開発を進めると、2026年10月21日に発表した。液体と気体が混在する熱・流体の挙動をAIで予測し、新冷媒や複雑な形状に対応する熱交換器設計を支援する。低GWP冷媒への転換に伴う設計のやり直しや、試作・実験の負担を減らすことを目指している。

Check the source ↗

NEDO事業での開発段階と今後の計画

本開発は、NEDOの「新エネルギー等のシーズ発掘・事業化に向けた技術研究開発事業」におけるフェーズC(実用化研究開発)に採択された。MQueは2024年度採択のフェーズB(基盤研究)で基礎技術の検証を進めており、今回の開発はその成果を踏まえたものとしている。2028年9月までの2年間、パートナー企業との試験運用を進め、その後の一般販売を目指す計画である。

Check the source ↗

独自観点のコメント

設計工程へのAI導入が焦点 このプラットフォームの特徴は、完成品の制御ではなく、ヒートポンプの熱交換器を設計する段階でシミュレーションを支援する点にある。冷媒変更時に必要となる試作や実験の負担を抑えられるかが、実用化に向けた重要な確認事項となる。

現時点では、パートナー企業との試験運用はこれからで、一般販売も目標段階にある。したがって、開発期間やコストをどの程度削減できるかは、実運用での検証が必要だ。NEDOフェーズBでの基礎検証からフェーズCの実用化研究へ進んだことは、技術検証を事業利用に近づける開発段階の移行を示している。

Sources