Summary
レゾナックは、シンガポールのResonac HD Singaporeに約150億円を追加投資し、HDDメディアの生産能力を増強する。2026年5月に発表した増強分と合わせ、年間生産能力を約2億3000万枚とし、2029年以降に需要などに応じて生産ラインを順次立ち上げる計画だ。
Detailed facts
シンガポール拠点に追加投資
レゾナックは、シンガポールの生産拠点Resonac HD Singaporeで、HDDメディアの生産能力を増強するため、約150億円の追加投資を決定した。増産では遊休設備の一部も活用する。投資後の生産能力は、2026年5月に発表した能力増強分と合わせて、現状の約1億6000万枚規模から44%増の年間約2億3000万枚規模となる。
Check the source ↗ライン立ち上げは2029年以降
生産ラインは2029年以降、市場動向や需要に応じて順次立ち上げる予定で、発表時点で全ラインが稼働しているわけではない。投資の背景として、生成AIやクラウドサービスの普及に伴い、データセンター向けストレージ需要が中長期的に拡大していることが挙げられている。生産能力の数値は計画上の規模であり、実際の立ち上げ時期は市場動向や需要に応じて決まる。
Check the source ↗独自観点のコメント
### 需要に合わせて段階的に供給力を増やす投資
今回の投資は、データセンター向け需要の拡大を見込み、HDDメディアの供給能力をシンガポール拠点で引き上げる計画だ。遊休設備も使う方針と、2029年以降に需要を見ながらラインを順次立ち上げる計画からは、設備を一度に稼働させず、需要に合わせて供給を追加する進め方がうかがえる。
生産能力は2026年5月の発表分と今回の増強分を合わせた値であり、今回の追加投資単独による増加量ではない。この点は、投資額と能力の伸びを評価する際に区別が必要だ。需要が伸びる局面で供給余力を確保する一方、段階的な立ち上げによって需要変動に対応する構成といえる。
Sources
- Press coverage オートメーション新聞WEB — Read the original ↗