Summary
日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は2026年10月19日、2026年度ロジスティクス大賞の表彰式を開催し、5つの賞を授与した。受賞事例には、フィジカルAIによる工場内物流の統合制御、AMRとデジタルピッキングの連携、物流現場のデジタル化などが含まれる。
Detailed facts
Mujin Japan・三五が技術革新特別賞
JILSは10月19日、都内で2026年度ロジスティクス大賞の表彰式を開催した。技術革新特別賞は、Mujin Japanと三五による「事業構造変革を支える工場内物流改革」に贈られた。取り組みではフィジカルAIを活用し、ロボット、AGV、搬送設備を統合制御基盤上で連携させ、工場全体の物流最適化や作業負荷、物流コスト、環境負荷の低減に取り組んだ。
Check the source ↗現場での自動化・生産性改善
現場革新特別賞はGROUNDが受賞した。AMRとデジタルピッキングシステム(DPS)をリアルタイムに連携させる取り組みで、案件説明では、スタッフを増員せず出荷生産性を約2倍にしたとしている。ピッキングと搬送の役割を最適化し、品質維持や属人化の解消にも取り組んだ。
Check the source ↗物流設備更新とデータ活用の受賞事例
業界革新奨励賞は北海道ロジサービスのエルゴローディングシステム導入事例が受賞した。コープさっぽろの物流を支える拠点で、130店舗への供給を続けながら40本のソーターを更新した。現場革新奨励賞は安田倉庫とイデアロジーの「デジタルツイン×最適化シミュレーションによるメディカル物流変革」に贈られ、物流現場の可視化・分析を通じた業務プロセスの導出と、生産性向上、作業効率化が評価された。
Check the source ↗軽貨物業界の共通基盤
社会性奨励賞は全国軽貨物協会の「K-LINK」構築・社会実装に贈られた。同協会は、軽貨物運送業界の安全管理、運行実態の把握、適正取引の確保を目的に共通デジタルプラットフォームを構築した。JILSは、この事例について軽貨物業界に加え、個人事業主を基盤とする他のプラットフォーム型産業への展開可能性も評価した。
Check the source ↗独自観点のコメント
# 自動化技術から業界共通基盤まで広がる受賞領域
受賞事例は、工場内の複数設備を束ねるフィジカルAI、倉庫現場でのAMR・DPS連携、シミュレーションによる業務設計、業界横断のデジタル基盤と、物流課題へのアプローチが異なる。個別機器の導入だけでなく、設備・工程・データをどう連携させるかが各事例の共通点として見える。
一方、事例ごとに評価の焦点は異なる。Mujin Japanと三五の取り組みは工場全体の統合制御、GROUNDは増員を抑えた出荷生産性、全国軽貨物協会は安全管理や適正取引の共通化を掲げる。これらの受賞は取り組みの評価を示すものであり、物流業界全体での導入規模や効果を示すものではない。
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Sources
- Press coverage LNEWS — Read the original ↗